KORAIL PASS vs KTX個別購入 2026 どっちが得?
更新: 2026-08-25

ソウル—釜山往復だけならKORAIL PASSは元が取れず、KTX普通室往復約119,600ウォンに対し最安の2日セレクト券は131,000ウォンかかる(2026年8月16日時点の公式価格)。
公式価格の前提:パス券種とKTX運賃
まず前提となる公式価格。KORAIL PASS は外国人専用のパスで、連続タイプ(3日・5日)と、10日間のうち好きな日を選ぶセレクトタイプ(2日・4日)がある。
| 券種 | 大人料金 | 使い方 |
|---|---|---|
| 2日セレクト | 131,000ウォン | 開始日から10日以内で好きな2日 |
| 3日連続 | 165,000ウォン | 開始日から3日連続 |
| 4日セレクト | 234,000ウォン | 開始日から10日以内で好きな4日 |
| 5日連続 | 244,000ウォン | 開始日から5日連続 |
比較の基準になる個別運賃は、ソウル—釜山の KTX が普通室 約59,800ウォン、特室 約83,700ウォン、所要は約2時間35分(2026年4月時点の公表値)。
- KORAIL PASS は KTX を含む KORAIL 路線がほぼ対象だが、SRT・首都圏電鉄(地下鉄)・臨時観光列車は対象外。
- 為替はその日の動きで変わるため、円換算で損得を判断するより、ウォン建てで「何区間乗るか」を数えたほうが確実。
損益分岐点は「長距離3区間」
パスの元が取れるかどうかは、結局「59,800ウォン級の長距離を何回乗るか」に還元できる。
| 券種 | 価格 | 長距離(約59,800ウォン)換算 | 元が取れる条件 |
|---|---|---|---|
| 2日セレクト | 131,000ウォン | 約2.2回分 | 長距離3区間以上 |
| 3日連続 | 165,000ウォン | 約2.8回分 | 長距離3区間以上を3日以内に |
| 4日セレクト | 234,000ウォン | 約3.9回分 | 長距離4区間以上 |
| 5日連続 | 244,000ウォン | 約4.1回分 | 長距離5区間以上 |
- ソウル⇄釜山の単純往復(約119,600ウォン)は、どの券種よりも個別購入のほうが安い。ここを勘違いして買う人がいちばん多い。
- ソウル→釜山→(他都市)→ソウルのように3本以上つなぐ旅程になると、3日連続券が効いてくる。
- セレクト券は「10日のうち好きな日」を選べるので、途中に連泊を挟む旅程と相性がいい。逆に3日連続で詰め込めるなら連続券のほうが単価は下がる。
- 短距離(ソウル—天安・大田など)だけを何本乗っても、パスの元は取りにくい。距離が伸びるほどパスが有利になる構造だと考えればいい。
価格以外で効いてくる5つの条件
価格以外の条件で判断が変わることも多い。買う前に確認しておきたい点を挙げる。
- 座席指定は別途必要:パスを持っていても自動的に座席が確保されるわけではない。金曜夜や連休前後は早めに座席を押さえる。
- SRTは使えない:ソウル南部(水西駅)発着のSRTは対象外。宿の位置によってはSRTのほうが便利な場合があり、その場合はパスの価値が下がる。
- 地下鉄・バスは別会計:市内移動は交通カードで支払う。パスと役割が完全に分かれている。
- 外国人専用:購入・利用時にパスポートの確認がある。同行者が韓国籍の場合は同じ条件で買えない。
- 払い戻し条件:使用開始前後で扱いが変わるため、日程が流動的なら購入タイミングを遅らせるほうが無難。
秋の連休(韓国の秋夕は9月下旬)にかかる日程では、パスの有無にかかわらず座席そのものが取りにくくなる。日程が決まった時点で座席だけ先に確保しておくのが安全だ。
空港アクセスと市内移動はどうする
韓国旅行の鉄道まわりは、実は「空港からの1本目」と「都市間の数本」でほぼ決まる。
- 仁川空港からソウル市内へは AREX の直通列車が最も分かりやすい。停車駅がなく座席指定なので、大きな荷物があるときは各駅停車より快適。詳しい選び方は仁川空港からソウルへにまとめている。
- ソウル市内の移動は交通カードで完結する。パスの対象外なので、別途チャージが必要。
- 両替や決済手段の準備は韓国 両替 どこが得?を先に読んでおくと、現地で慌てずに済む。
- 荷物の目安は韓国旅行 持ち物チェックリストを参照。
先に押さえておくと楽なもの
鉄道の使い方が決まったら、あとは実際にどこで買うかだけだ。KORAIL PASS と AREX 直通列車はオンライン発券が主流で、現地の窓口に並ばずQRコードで乗車できる。旅程にソウルの展望台(ロッテワールドタワー ソウルスカイ)を入れるなら、こちらも日時を先に押さえておくと当日の動きが楽になる。各プラットフォームの現在価格は下のカードから確認できる。
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よくある質問
ソウル—釜山を往復するだけなら KORAIL PASS は買うべき?
買わなくていい。KTX普通室の片道が約59,800ウォン、往復で約119,600ウォンなのに対し、最安の2日セレクト券が131,000ウォンで、個別購入のほうが安く済む。
KORAIL PASS で SRT に乗れる?
乗れない。KORAIL PASS の対象は KORAIL の路線で、SRT・首都圏電鉄(地下鉄)・臨時観光列車は対象外と明記されている。
パスがあれば座席指定は不要?
必要。パスは運賃部分をカバーするもので、座席は別途確保する。金曜夜や連休前後は席が埋まりやすいため、日程が固まり次第の予約が安全。
連続券とセレクト券はどちらが得?
長距離を数日に詰め込めるなら連続券、間に連泊を挟むならセレクト券が向く。3日連続券が165,000ウォン、2日セレクト券が131,000ウォンで、1日あたりの単価は連続券のほうが下がる。
地下鉄やバスもパスで乗れる?
乗れない。市内の地下鉄・バスは交通カードで別に支払う必要がある。ソウル市内だけを回る旅程では KORAIL PASS を買う意味はほとんどない。


